樽に入れる原酒について

ウイスキー

念願の樽は入手できました。しかし大きな問題は実際に中に詰める原酒をどう確保するかということでしょう。

例えば3ℓ程度の量であれば、頑張ればなんとか手に入ると思いますが、28ℓもの原酒を確保するには、樽の金額もあわせると相当な費用になってしまいます。どこかのクラフト蒸留所のカスクオーナーかよ!ってくらいです。

 時は遡ること3年前。大麦から育て、モルティングやマッシング、発酵、蒸留そして熟成をすべて自分でやりたいと思い立ちました。しかし日本国内で許可なくアルコールを作ることは違法となります。当時暇さえあればウイスキーのことばかり考えていましたが、原酒問題で急に現実に引き戻される感じでした。

そんななか、ある転機が訪れました。2020年2月新型コロナウイルスが流行り出し、日本中が混乱の渦に巻き込まれました。マスクに始まり、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどが不足する事態が起きたのはまだ記憶に新しいと思います。

消毒用アルコールもそうです。

事態を重くみた厚労省は酒造会社による高濃度アルコールを消毒用として販売することを容認しました。この時私は「これだ!」と思いましたが、すぐに実行に移すことはできませんでした。なぜなら、そもそもアルコールが不足している現状ですから、私欲をみたすためだけに、それだけの量を買い占めるなど人として恥ずべき行為だからです。

私は待ちました。

必ずチャンスは巡ってくる。と自分に言い聞かせて…。

そして現在、マスクはもちろんアルコールなどの衛生用品はコロナ以前とほぼ変わらず、安定的に供給されるようになりました。

やるなら今しかない!

木内酒造さんありがとう!購入させていただきました!

これをメインに立派なウイスキーにしてみせます!

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