ギター弦 エリクサーの偽物の見分け方とその出所をつきとめる

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※この記事は2022年2月1日に更新しました。

 ウイスキーと関係ない話で申し訳ないのですが、どうしても伝えたいことなので記事にします。先日アコースティックギターの弦を張り替えようと思い、某フリマアプリで購入したときの話です。

 私は普段、エリクサーのphosphor bronzeの12/53を使用しています。上の画像のものです。普段は近所の楽器店で買っているエリクサーの弦ですが、そもそもエリクサーの弦って値段だけを見ると結構高いですよね?安くても上記の物であれば2,000円はします。それが2個セットで3,300円となんともお買い得の値段で売られていたのです。私は迷わず「購入手続きへ」の赤いボタンを押しました。

 2日後無事商品を受け取り、取引もスムーズだったのでとくに中身を開けて確認もせずに、良い評価をしておわりました。そもそもこの時点では本物の新品ですから、普通はいちいち1本1本開けて確認なんかしませんよね?

 数日後、実際にギターの弦を張り替えたときに違和感を覚えました。(何か指がひっかかる…)これは感覚的なものなのでうまく説明しずらいのですが、コーティングが不十分なのか、長年放置してあったかのような、とにかくいつも使っているエリクサーの弦と明らかに違う感じでした。

 この時点で私はスマホを取り出し「エリクサー 弦 偽物」と検索してみました。するといくつも出てくるではありませんか‼驚きましたね。疑いもしなかった自分も反省するところですが、一番悪いのはこういう偽物をわかっていて売りつける輩です。出所を突き止めるべく調べていくと案外簡単に見つけることができました。

中国語でギターの弦は「吉他弦」と書くようで、アリババ1688で検索してみた結果、ものすごい数が出てきました。ちなみにこちらです。エリクサーに限らずダダリオやアーニーボールなんかもありますが、一番高価なエリクサーがターゲットになりやすのですね。¥表記ですがこれは人民元です。1元が現在17.8円くらいでしょうか。1箱だいたい15元程度で売られていますから、270円前後ですね。これなら超激安で販売できるわけです。実は別の記事でも上げているのですが、私はよく中国輸入をします。なんといっても安いですからね。自分で日常的に使用するものや、あまり高い品質が求められるような類のものでなければ非常に便利です。

 しかし、これを偽物とわかって大量に仕入れ、そして販売しているわけですから非常に悪質です。これ以上被害者を出さないように、見分ける方法を私が確認できた範囲でお伝えします。

左側が偽物、右側は本物(いつも購入している大手楽器店のもの)です。まずぱっと見わかるのが色の違いです。偽物はオレンジ色の部分がやたらと濃いです。

右下の文字ですが「RICH & FULL SMOOTH」が本物ですが、偽物はBRIGHT SMOOTHとなっていてこれは古いタイプのパッケージの模倣でしょうか?詳しい方いたら教えていただけるとありがたいです。次は裏側です。

これは一目瞭然です。パッケージの変更でなければ明らかにわかりますね。プリント自体違います。

ロゴマークのシールですが、本物には…………のような細かい切り取り線が入っています。

わかりにくくてすみません。

偽物は———–のような荒い切り取り線になっています。他の方の記事で「偽物は切り取り線がない」とありましたが、これについては偽物メーカーが対応している模様です。

中の袋ですが、並べるとはっきりわかります。右側の本物に比べ左側の偽物は印刷が薄いです。しかし比較対象がなければまず気づかないでしょう。

裏側も同様に薄いです。

6弦ですが右側の本物は光沢が強いですが、偽物は少し暗い感じです。

こちらは偽物。

こちらが本物です。

この他にも箱を触った感触が、本物はサラサラしているのに対し、偽物はツルツルしている。弦に関しては偽物はコーティングがされていないようで、指をスライドしにくい(私はこれで気づいた)といった特徴があります。

以上の偽物の特徴をまとめると

  1. 箱のオレンジ色が濃い
  2. 右下の文字が違う
  3. 裏側のプリントが違う
  4. ロゴマークのシールの切り取り線が違う
  5. 中の袋の印刷が薄い
  6. 弦の光沢が暗い
  7. 箱がツルツルしている
  8. 弦にコーティングがされていないため指が滑りにくい

といったところでしょうか。

 フリマアプリや通信販売で購入する際は、以上のことに注意してください。特にフリマアプリで購入する際、エリクサーやダダリオなど特定のメーカーだけを出品している場合には注意が必要です。正規の小売店であればいろいろなメーカーの品物を取り扱っているのが一般的です。専門店でない限り、特定のメーカーの物しか扱えない出品者の裏側には、仕入れられる偽物が限られているからと考えることもできます。そして必ず購入の前に、その出品者の他の出品物も確認してみてください。「自分で使うつもりで買ったけど買いすぎてしまったので安く出品します。」のような文句で継続的に売っている出品者には注意してください。そもそも自家消費でってどんだけ使うつもりだったんだよ!とツッコミたくなるケースもたまにあります。また、トップの画像はどこからか拾ってきた本物の画像でありながら、実際に送られてくるものは偽物というパターンもあります(わたしがはまったのがこれ)。この場合は相手にしっかりと抗議してください。私はしっかり通報しました。あとは日本語が明らかにおかしい場合も気を付けてください。

 今回お伝えした偽物の見分け方ですが、偽物メーカーも対策をしてくることもあるので、必ずしも上記のことが当てはまるとは限りません。一番の対策は実店舗で自分の手にとってみることでしょう。

最後にこの記事を読んでくださった方々へ、偽物をつかまされて悔しい思いをする人が少しでも減るように、というか偽物を販売する不届き者がいなくなるように、どうかこの記事を拡散していただければ幸いです。

2021年7月11日(日)追記

「某フリマアプリ」とはメルカリ、ラクマです。出品者に直接問い合わせたこともありますが、だいたい無視されるか、出品を取り下げてほとぼりが冷めた頃にしれっと再出品するかなので、自ら「これは後ろ暗い物」=偽物と言っているようなものです。

私は偽物を発見したらなるべく通報するようにしていますが、運営もなかなか厳しく取り締まれないようで、一向に無くなることはありません。

この記事をご覧になった方で、もしフリマアプリで怪しげな物を見かけたら、お問い合わせいただければ微力ながらお力になりたいと思います。

2022年2月1日追記

先日当記事をご覧いただいた方から以下のようなお問い合わせをいただきました。一部抜粋して引用します。

“安いという理由で最近中国から直接エリクサーの弦を購入して、偽物をつかまされました。売り手側に「偽物なので返金してほしい」とメールを送りましたが「本物だ」の一点張り。

ブログにあった偽物と思われる弦の写真の物とは違う物が送られてきたのでお知らせした方が良いかな?と思ってご連絡しました。“

といった内容です。

まず、この方(仮にAさんとさせていただきます)が偽物と判断された根拠を以下に記載します。

※原文のまま引用 ただし便宜上数字は変えてあります。

写真はすべて、右側が近所の楽器店で購入した正規品になります。

1)パッケージの左コーナーがフェードインして行ってるのが本物です。

2)右下の商品番号のフォントが小さい方が本物

3)PHOSPHOR BRONZと書いてある帯の色がブロンズっぽいのが本物

4)顔みたいなロゴが光と影のバランスで立体的に見えるのが本物

*新しい偽物のバージョンはRICH&FULL SMOOTHと書かれています。

 5)本物はステッカーが光っています。偽物も頑張ってはいますが。。

 6)表同様、箱の↓の部分が黒くなっているのが本物。

 

 7)弦の色が違う

 8)触ってみれば、左の偽物はコーティングがされていないのが分かる。

 9)偽物は袋の左側に番号がふられている(これは6枚とも全部番号がふられていました)

 10)後は、偽物の方が油紙みたいに薄く透ける素材を使っているのと、印刷が薄いです。

いくつか私も初めて目にする特徴がありますが、私もこれは偽物で間違いないと思います。

私が偽物と判断した理由は、

3)、7)、8)、9)、10)です。

これは私の持っている偽物と共通する特徴です。特に弦の色、印刷の薄さ、袋の左側の数字は写真でも一目で判別可能です。

この新たな情報を踏まえたうえで注意していただきたいことが2点ありますので以下に記載します。

1)については私の持っている偽物はフェードインしている

2)については違うゲージだと偽物もフォントが小さいものがある。

ということです。

今回Aさんからいただいた情報と私が把握している情報を合わせて再度以下に偽物の特徴をまとめます。

  1. 箱のオレンジ色が濃い
  2. 右下の文字が違う
  3. 裏側のプリントが違う
  4. ロゴマークのシールの切り取り線が違う
  5. 中の袋の印刷が薄い
  6. 弦の光沢が暗い
  7. 箱がツルツルしている
  8. 弦にコーティングがされていないため指が滑りにくい

そして今回いただいた新たな情報が

9.パッケージの左コーナーがフェードインしない(ものがある)

10.右下の商品番号のフォント(ゲージによって違いあり)

11.PHOSPHOR BRONZと書いてある帯の色が濃い

12.顔のロゴが立体的でない

13.裏側のステッカーの光沢が弱い

14.袋の左側に番号がふられている

15.袋が油紙のように薄く透ける素材

以上が偽物を見分ける際の特徴です。しかし、偽物も対策をしてきますので、これらに当てはまらないから本物と判断することは難しいです。

それから今回情報をいただいたAさんは以下のことを危惧しておられました。

「自分たちが偽物との違いを発信すると、偽物業者が本物により近づける努力をしてしまう」

いかにもその通りです。

しかし、そもそもの私の目的は、偽物が出回っている現状を知らない人が大勢いるなかで、「偽物がある」という事実を拡散し、「信頼できる正規代理店で買いましょう」という注意喚起を促すことです。逆に「見分けがつかないほどの偽物があるのだから正規代理店で買うしかないよね」と考える人が増えてくれれば良いのです。ですから今後も情報公開は続けていくつもりです。

最後に今回情報を提供していただきましたAさん、大変貴重な情報をありがとうございました。とても行動力のある方です。この貴重な情報によって少しでも被害者が減ることを願っております。

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