自宅でフレンチオーク樽によるウイスキーの熟成経過報告
以前書いたこちらの「ウイスキーの樽詰め」から3週間経過したので、テイスティングをしたいと思います。3週間でどのような変化が起きているか楽しみです!
前回の記事を読むのが面倒な人のためにこれまでの経過をざっくりと説明すると、
- 自宅でウイスキーの熟成をするため樽を買った
- メインの原酒を入れる前の下準備でブラックニッカ を入れた
- 3週間経過して今に至る
超ざっくり言うとこんな感じです。
それではレポートしていきます。ちなみに使用するグラスはこちらの[正規品] RIEDEL リーデル ウィスキー グラス ペアセット ヴィノム シングル・モルト・ウイスキー 200ml 6416/80です。
リーデルはワイングラスで有名ですが、こちらはウイスキーのために設計されたグラスです。いずれまた別の機会に詳しく紹介したいと思っています。
まず色からですが、上の写真の通り明らかに違います。左が普通のブラックニッカ クリアブレンドで、右が3週間経過したものです。
新樽だけあって3週間でもしっかりと色がつきました。樽の容量は28ℓとは言え、一般的なバーレルの6〜7分の1のサイズしかないわけですから、熟成が早いのは当然ですね(樽が小さいと原酒の内側に触れる面積が増えるため)。
次に香りですが強烈な木の香りです…。雨が降った後の山の中を歩いているような感じです。目をつぶると鳥の鳴き声が聞こえてきそうな、どこまで行っても「木」といった感じです。正直3週間でこんなに変化するとは驚きです。
いよいよ飲んでみます。
………。
やはり真っ先に「木」です…。元はブラックニッカクリアブレンドだったとは思えないくらいのクセの強さです。
樽由来のタンニンの渋みも相まって、まさに「木を飲んでいる」と言っても過言ではないくらい木を感じられます。
山に行かなくても山の中にいるような、まるでVRの世界がここにあります。クセがなく誰もが飲みやすい、言い方を変えると無個性の塊のような、あのブラックニッカクリアブレンドの面影は微塵もありません。
美味しいか美味しくないかでいえば「美味しくない」といえるでしょう。
そもそも没個性のブラックニッカクリアブレンドとは言え、一応はプロの手で世に送り出されたものですから、それに素人が手を加えて簡単に美味しくなるほど世の中甘くはありません。
しかし飲めないほどまずいわけではないので、少々怖いですが、あと1か月程度様子をみたいと思います。
やはりいきなりメインの原酒をいれなくてほんとによかったと思いました。
また経過を報告します。
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