オーク樽の木目と虎斑

ウイスキー
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木材の切り出し方には板目と柾目があります。

板目と柾目についてはこちらの説明がわかりやすいです。

樽の材として使われるのは柾目ですが、柾目材は密閉性こそ低いものの反りや狂いが少ないのが特徴です。オーク材の場合、木の導管を閉塞させる「チロース」という填充体があるため、密閉性が低いといっても隙間から漏れ出すようなことはありません。「樽は呼吸をする」というように外気温が下がると樽内の気圧が下がり外の空気を内部に取り込みます。反対に外気温が上がると樽内の気圧が上がり、アルコールの蒸散が進みます。「エンジェルズシェア」ですね。そのため極端に密閉性が高いと熟成に影響が出るのでしょう。

ところでウイスキー樽の形ですが、なぜあのような独特な形をしているのでしょうか。ドラム缶のような寸胴型に作る方が楽なのではないでしょうか。

切り出された柾目板はわざわざ熱処理によって曲げられ、組み合わせるとアーチ状になるように加工されますが、その理由は2つあります。

1,強度が増す

  湾曲が衝撃や重さによる負荷を和らげます。

2,運びやすさ

  樽を転がして運ぶのに接地面が少ないほどコントロールしやすいです。

そしてオーク材の特徴として虎斑(とらふ)があります。上の写真にも表れていますが、まるで虎の毛の模様のように見えることからそう言われます。好みは分かれると思いますが、一般的には美しいとされるオーク材特有のものです。その希少価値の高さから高級家具にも使用されます。虎斑模様のあるなしは見た目の違いだけで、ウイスキーの熟成には特に影響しません。

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