極薄!! 日本酒グラス リーデル スーパーレジェーロ HAKU プラチナ 純米とは?使用感レビュー

グラス

リーデル スーパーレジェーロHAKUプラチナ純米を使用した感想

リーデルには日本酒専用グラス「純米」がありますが、純米の最上位のモデルにスーパーレジェーロのHAKUプラチナ純米があります。なかなかマニアックなグラスではあると思いますが、大変すばらしい1客ですので使用感をレビューしていきます。

リーデル公式のスペック

高さ: 217 mm

素材: クリスタル

デザイン年: 2019 年

ブドウ品種:純米

酒製法: ハンドメイド

容量: 495 ml

生産国: ハンガリー/プラチナ箔加工:日本

販売数量: 1個

https://shop.riedel.co.jp/products/detail.php?product_id=650

純米酒に特化した形状を8年かけて開発しているとのことですから、かなり念入りに研究されているのがわかります。

パッケージ

こちらはチューブ缶なので旧パッケージということになります。

新パッケージはこちらのような紙箱です。

ちなみにこれはプラチナ純米ではなく普通のスーパーレジェーロ純米の箱です。

付属品セット内容

付属品は洗い方を示した小冊子とソムリエ・ブラックタイHAKUについて解説した説明書のようなものです。

グラスの見た目

今までの一般的な日本酒グラスの概念を一掃するインパクトがあります。

以前<フォー・トゥー>純米+ミニデカンタ・セットをレビューしたときも思ったことですが、やはり「デカい」です。知らない人にこれが日本酒グラスだと言っても信じてもらえないでしょう。「ふざけてるのか⁈」と怒られそうです。なにしろパッケージは2ℓのペットボトルと同じ大きさですから…。

大きさのインパクトもそうですが、このグラスの最大の特徴は「軽さ」です。レジェーロ=イタリア語で「軽い」を意味するということですから「スーパーレジェーロ」は”超軽い”ということになります。

その軽さは見た目からは想像がつきませんが、薄さを見れば納得がいきます。精密なノギスで計ったらなんと0.5mmでした。私は30種類以上リーデルのグラスを所有して実際に使用していますが、リーデルのグラスのなかでも間違いなく最薄といえます。

日本人初の”リーデル社グラス・エデュケイター”である庄司大輔氏は「ハンドメイドとマシンメイドの差が特に大きいアイテムがいくつかあるが、中でも”純米”はその筆頭と言えるかもしれない」と言われていました。そのくらい極薄で軽量です。

なんと驚きの0.5mm
大きさからは想像できないほどの軽さ 111g

そしてなんといってもプレートに貼られたプラチナ箔が美しく「和」を感じさせます。

プレートのロゴはこれまでのブロック体または筆記体の「RIEDEL」ではなく、第三のロゴとなる「Riedel Superleggero」です。

フォー・トゥー純米と比較するとこの通りステムが大変細く背も高いです。重さはフォー・トゥー純米をレビューした時に計りましたが174gでしたので60g以上も軽いことになります。

ボウルの形状は微妙に右側のプラチナHAKUの方がカーブが緩やかです。

持ってみた感じ

ボウルの大きさの割にステムが物凄く細いため、アンバランスな感じがして初めは(大丈夫か?)と思ってしまいます。しかしそこはリーデル社製、ステムがしっとりと指になじむのでグラス自体を持った感じはそれほど持ちにくいといったことはありません。

ステムの細さ4.5mm

よくあるプラスチックのストローの太さが6mmなので近くにあったら持ってみてください。それよりも1.5mm細いと言えばなんとなく想像がつくでしょうか。

実際に注いでみた

ボウル自体がとても大きいですが、たくさん注ぐために大きいわけではなく、純米酒の香りを感じるための形状です。さすがにやりませんが、なみなみと注いだらステムが「ポキッ」となりそうです(汗)

飲んでみた感想

まず1番に伝えたいのは、0.5mmという薄さが実現するグラスから唇が離れるときの違和感のなさ。飲みやすさに直結します。また大きめなボウルが純米酒の香りをふわっと広げてくれる印象です。フォー・トゥー純米でも感じたことですが、少しオーバーな言い方をすると顔が入りそうなくらい口径が大きいので、人によってはあまり揺らし過ぎるとアルコール感を強く感じることがあるかもしれません。

まとめ

一見すると本当に日本酒グラス?と疑ってしまいそうですが、使ってみればその疑念はすぐに晴れます。

ワイングラスのようにステムがあるのは見た目のエレガントさを演出するだけでなく、ボウル部分に直接触れることがないため、手の温度が伝わらないようにする役割があります。

注意点としてはやはり極限ともいえる薄さとステムの細さのため、取り扱いに細心の注意が必要なことです。私は洗うときは必ず単体で洗っています。シンクに食器が溜まっているとぶつける可能性が高まりますから。毎回かなり緊張しながら洗っています(汗)

取り扱いの怖さとその大きさのため収納に幅をとることさえクリアできれば、少しマニア向けかもしれませんが、総合的にみて職人の技術力が光るとても良いグラスです。

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